シロアリが自然にいなくなるのか、天敵をうまく寄せ付ければ家の対策になるのか逆効果なのか気になったりしませんか。
シロアリは強大な家の天敵ですが、実は1匹1匹はとても弱くてシロアリの天敵も以外に多いです。しかし、シロアリは自分たちの天敵がすぐそばでも巣を作ったりする厄介者です。
シロアリが自然にいなくなるのか?天敵がわかる
シロアリが自然にいなくなるのか、そしてどのような天敵が存在しているのかについて詳しく解説していきたいと思います。
シロアリが自然にいなくなるのかの真相
シロアリが自然にいなくなるのかについて、結論を言うとそれはありません。
シロアリは生息地において非常に効率的にその数を増やしている生物です。シロアリの女王アリは数百以上の卵を毎日産み続け、それが成長して新たな個体やコロニーを形成します。このシロアリの繫栄能力の高さにより、シロアリは数を増やし続け、定期的に新たな個体が巣を離れて周囲に分散することがあります。
したがって、家にまで浸食してきたシロアリのコロニーが完全に消滅することは非常にまれであり、その存在は長期間にわたって維持されます。
シロアリは通常、木材や土壌の中で暗く隠れた環境で生活しています。シロアリたちは外部の目に触れにくく、巣を構築している場所や行動をなかなか察知することが難しいため、住宅の被害が進行していることに気づくのが遅れることがあります。
また、シロアリは住宅に使用されている木材を内部から食い荒らすため、外観からはシロアリ被害の程度を容易に判断することができません。そのため、シロアリによる被害が進行しているにもかかわらず、それを目にすることがなく感じることがあります。
シロアリの天敵は意外に多い
シロアリの天敵は、実のところ意外に多いです。
シロアリは1匹の個体だけでは、極めて弱い存在です。シロアリたちは群れを成してコロニーという形で集団行動しなければ生き延びることができません。
シロアリは骨格が脆くタンパク質が豊富なため、中型昆虫や鳥類、そして蜘蛛などにとって食べやすく美味しい餌です。さらに、肉食のクロアリにとってもシロアリは好ましい存在であり、シロアリの周囲には数々の天敵が存在しています。
同じアリの仲間と見なされがちなクロアリがシロアリを捕食しているのは少し驚くかもしれませんが、クロアリはハチ目に属し、シロアリとは全く別の存在です。クロアリは肉食であり、一度シロアリがクロアリに取り囲まれてしまうと、ほぼ確実に食べられてしまいます。
その他のシロアリの天敵としては、モグラ、クモ、カエルなどもいます。特にシロアリが蜘蛛の巣に引っかかることが多いのは、ただ風に流されているためかもしれません。シロアリは外敵にとって美味しい存在であるため、女王アリは数百以上の卵を絶えず産み続けます。
クロアリはシロアリの最大の天敵ですが、実際には同じ木に巣を作ったり、近くに巣を作ったりすることがよくあります。ですから、クロアリが現れたからと言って、すぐにシロアリが姿を消すと考えるのは単純すぎる見解かもしれません。
シロアリには兵アリも存在しますが、実際には肉食のクロアリにはほとんど及ばず、クロアリがシロアリの巣に襲撃してきた場合、シロアリは必死に巣を封鎖して侵入を防ぐことに精一杯です。巧妙な戦闘技術や抵抗手段は持ち合わせていません。
シロアリが自然にいなくなるのか?天敵まとめ
シロアリが自然にいなくなるのかについて結論を言うと、いなくなることは非常にまれです。
シロアリは生息地で効率的に数を増やし、長期間にわたって存在を維持する能力を持っています。シロアリは数百以上の卵を産み、新たな個体やコロニーを形成します。また、シロアリは木材や土壌などで暗く隠れた環境で生活し、被害の進行を察知するのが難しいため、住宅などに被害を与えることもあります。
またシロアリには多くの天敵が存在します。中型昆虫や鳥類、蜘蛛、そしてクロアリなどがシロアリを食べることで、シロアリの数が一定数に保たれています。特にクロアリはシロアリの最大の天敵であり、巣に侵入するとほぼ確実に捕食されます。また、モグラやクモ、カエルなどもシロアリの天敵として存在し、彼らの存在によってシロアリの数は一定程度抑えられています。
なお、シロアリの天敵が家の周りにいてもシロアリを見かけたら速やかにシロアリ駆除の専門家に無料現地調査を依頼することがおすすめです。