シロアリに家をやられたら家は壊れるのか、その兆候はどういったものなのか詳しい情報が見つけられず困っていないでしょうか。
シロアリ被害は気付いた頃には手遅れ状態になってしまうことがあり、場合によっては大切な家が深刻な事態になってしまうことも多くできることなら事前に回避する兆候などを知りたいものですよね。
シロアリに家をやられたら家は壊れるのか？兆候もわかる
シロアリに家をやられたら家は壊れるのか、その引き金となる要因や兆候も具体的に解説していきたいと思います。
木造でシロアリに家をやられたら家は壊れるのか
木造でシロアリに家をやられたら家は壊れるのかについては、ズバリそうと言えます。
シロアリに家を侵食されると、シロアリは木材の主成分であるセルロースを摂取し、絶えず食べ続けます。シロアリ達は内部の木材を食べてしまい、その結果、構造の強度が低下します。
シロアリの大規模な活動によって、木材は徐々に傷つけ、徐々に長い時間をかけて耐久性も失われ、最終的には家の崩壊の危険が生じます。シロアリによる侵食は、木材の組織を崩壊させ、家の構造を脆弱にし、安全性に大きな懸念を引き起こします。
鉄骨でもシロアリに家をやられたら家は壊れるのか
鉄骨でもシロアリに家をやられたら家は壊れるのかについては、その可能性があると言えます。
鉄骨で作られた家の骨組み部分は、もちろんシロアリに対して非常に耐久性があります。鉄骨はシロアリの食べ物ではなく、シロアリの侵食を受けにくい素材です。
したがって、柱や梁などの骨組み自体が鉄骨の場合にはシロアリによって直接的に崩壊する可能性は低いです。ただし、鉄骨構造の家でも柱や梁などの骨組み以外に木材が部分的に使用されます。
そのほかにも家には木材を使用したフローリング、壁、天井などがあるためシロアリにとって餌となり、侵食のリスクがあります。シロアリは家の小さな隙間や通気孔を通って侵入し、内部の木材部分を浸食します。その結果、家の木材が弱くなり、固定や支持機能が損なわれる可能性があります。
どの要因でシロアリに家をやられたら家は壊れるのか
どの要因でシロアリに家をやられたら家は壊れるのかについては、大きな地面の揺れが関わってきます。
地震時の実際の調査データによればシロアリ被害や廃朽があった建物のうち、約80％が全壊したことが示されています。これは大きな地面の揺れ発生時におけるシロアリ被害が重要な要因となっていることを示唆しています。
大きな地面の揺れは建物に大きな力を及ぼす要素であり、シロアリ被害があると建物の耐震性が低下し、倒壊のリスクが高まることが考えられます。シロアリによる侵食は木材の組織を弱めるため、大きな地面の揺れ時の振動や負荷に対して強度が不足してしまいます。
シロアリによる被害や廃朽があると、木材の強度が低下し、柱や梁などの骨組み部分が大きな地面の揺れの力に耐えられなくなります。その結果、建物全体が崩壊する可能性が高まります。
一方、シロアリ被害がない住宅の場合、木材の強度は保たれており、住宅の約20％しか全壊していないデータになっておりました。したがって、地震における実調査データからもシロアリ被害のない住宅では全壊率が低く、軽微な損傷で済む割合が高いと考えられます。
シロアリに家をやられたら家は壊れるのか兆候を見る
シロアリに家をやられたら家は壊れるのか、その兆候はいくつかあります。
シロアリに家をやられると、いくつかの兆候が現れます。一つは木材の表面に小さな穴や隙間が見られることです。シロアリは木材を食べるために穴を開け、その結果、木材表面に穴が現れます。また、木材自体が脆くなるため、指で軽く押すだけで簡単に割れることもあります。さらに、シロアリの活動によって木材が空洞化が進むことがあり、きしむ音がポコポコしたりすることもあります。
木材が虫食いのようになったり、ホコリや木くずが積み重なることも兆候の一つです。
シロアリに家をやられたら家は壊れるのか？兆候まとめ
シロアリに家をやられたら家は壊れるのか、兆候についても簡単におさらいしていきましょう。
シロアリによって家が侵食されると、家の壊れる可能性が高くなります。シロアリは絶えず木材を食べ続け、内部の構造を崩してしまいます。
その結果、家の強度や耐久性が低下し、最終的には崩壊の危険性が生じます。特に大きな地震時には、シロアリ被害が重要な要素となり、全壊のリスクが増加します。また、シロアリによる浸食の兆候として、木材表面の穴や隙間、木材の脆さ、空洞化によるきしむ音、虫食いのような状態が観察されます。
これらのシロアリの兆候が現れた場合は、専門家による調査を迅速に依頼することが重要です。シロアリ被害は早期に対処する必要があり、適切な対策もいち早く実行することが大切です。
